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2013年11月14日木曜日

定期借家契約が利用されていない原因


①期間満了の1年前から6ヵ月前までに,契約終了の通知をしなければならないこと。


←定期借家契約の始期に応じて,各契約の期間満了時が異なるので,終了通知の管理が大変なことは理解でします。

しかし,エクセルでも使用すれば,期間満了時を容易に認識することができます。

しかも,1年前から6ヵ月前という6ヵ月の間に終了通知を出せばよいことになっており,このようなことすら管理できないようでは,管理業者としては失格でしょう(ただし,終了通知はあくまで賃貸人名義で出さなければなりません)。


②契約締結前に,賃貸人または賃貸人の代理人が,契約書とは別の説明書面で,賃借人に対して定期借家契約であることを説明しなければなりません。

また,定期借家契約であることを説明していても,賃貸人の説明の仕方に問題があるのか,賃借人の理解能力に問題があるのか分かりませんが,賃借人が定期借家契約であることを認識していないこともあるようです。そのため,契約終了時にトラブルになることがあるようです。


←契約締結前に,契約書とは別の説明書面で定期借家契約であることを説明しなければ,通常の借家契約になってしまうので,この部分のリスクは高いといえます。

しかし,賃貸仲介業者は,少なくとも重要事項の説明はしなければならないので,賃貸人の代理人として定期借家契約の説明をすることが特別の負担になるとは考えられません。

ただし,賃借人の予定者が,定期賃貸借契約の意味をまったく知らない場合は,物件の下見に入る前の段階で定期借家契約の説明に時間が取られて面倒だとか,

物件の下見の前の定期借家の説明時点で,賃借人が定期借家契約の物件を拒絶するため,結果として,定期借家契約が成立しないということはあるかもしれません。


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